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惨劇RoopeR

惨劇RoopeR
同人作品
サークル:BakaFire Party  作者:BakaFire
プレイ時間:180分~240分  プレイ人数:4人専用  対象年齢:10歳以上

ゲームマーケット2011春にてα版が発売していました。記事作成の時点ではα版なのでコンポーネントなどはほとんどありません。よって、パッケージ画像などはないです。しかし、テストプレイしたところかなりの面白さで完成が楽しみになりました。
作者さんによると、特設ページを作ったりルール配布の予定があるそうなので、なにかアクションがありましたら随時記事を修正してゆく予定です。 

 2011 7/10追記) 惨劇RoopeRサイトができたようです。ルールも配布されています。コチラ

 2011 11/30追記) 2011・11/27に開催されたゲームマーケット2011秋にて、ついに製品版がリリースされました!さっそく製品版の速報プレイレポがtogetterにあげられています!コチラ

内容は続きから。

前置きにもありましたが、この作品は完成品ではありません。
コンポーネントはルール3~4枚と、コピー用紙を切ったテキストのみのカードがごちゃごちゃ、あと透明スリーブ、これで300円。やっす~い!のか、高いのか、それは個々の価値観しだいといったところでしょうか。

HPの情報では題材がループものであるということ以外は何もわかりませんでしたが、「YU-NO」「ガンパレードマーチ」「All You Need Is Kill」、最近だと「魔法少女まどか☆マギカ」「Steins:Gate」などループものが大好物な私は、事前情報もほとんどない、なのにプレイ時間は180分~240分と明記してある、という非常に怪しいこのゲームがやたら気になっていました。
ゲームマーケット当日、このゲームのあまりのコンポーネントの簡素さに一瞬怯みましたが、まー300円ならいっかーというお祭りマインドで購入を決定し、たいして期待もせずにルールを読んでみます・・・・・・







あれ?これ面白いんじゃないの・・・?

ルールを読み進めるにしたがってどんどんその確信は深まり、ルールを読み終える頃には、よし、これコンポーネント自作しよう!というメダパニ状態に(笑)
何が面白いと感じたかというと、簡単なルールなのに見事にループ物っぽい動きが再現できそうだぞ?という事でした。

ちなみにループものというのは、登場人物が特定の時間帯(例えば夏休みとか)を何度も繰り返しながら、起こる出来事などを変えていったり、閉じ込められた時間の輪から抜け出そうと足掻いたりする物語の事をいいます。たぶんw
タイムトラベルものの変種、といった感じでしょうか。

それを踏まえてルールを簡単に解説しようかと思います。




プレイヤーは4人です。1人が「脚本家」という、この惨劇を創り出す悪の元凶として配置されます。残りの3人は「主人公」という、惨劇を防ぎハッピーエンドを目指す陣営として配置されます。このゲームは1対3のゲームという事になります。有名どころでいえば「スコットランドヤード」みたいな勝敗システムのゲームって事ですね。主人公側は協力プレイです。

ゲームの目的は

脚本家は
「惨劇をおこし、ゲーム終了までに定められた敗北条件を満たす事」

主人公側は
「惨劇を防ぎ、敗北条件を満たさずにゲームを終える事」

となります。
敗北条件はまた後で説明します。

次にゲームの舞台背景ですが、一つの町が舞台になっているようです。
Rooper1
初期配置はこのようになっています。4つのエリアに9人の登場人物が配置されます。
この登場人物たちは個別の担当などはなく、すべてのプレイヤーはこの登場人物たちを動かすことによってストーリーが進行していきます。

時間軸は8日間です。

┏→1日目
┃  ↓
┃  2日目-事件
┃  ↓
┃  3日目
┃  ↓
┃  4日目-事件
┃  ↓
┃  5日目-事件
┃  ↓
┃  6日目
┃  ↓
┃  7日目-事件
┃  ↓
┗  最終日-勝敗判定   4回最終日を迎えても敗北してしまった場合、脚本家の勝ちとなる。

このように1日1ターンで進行し、2・4・5・7日目には事件が起きる可能性があります。最終日終了後に判定を行い、敗北条件を満たしていなければ主人公側の勝利となります。何らかの敗北条件を満たしていた場合は主人公は敗北、世界はループし、また1日目からスタートとなって起きてしまった惨劇を防ぐために再び奮闘することとなります。
最終日を4度迎えても敗北を回避できなかった場合、主人公は真に敗北し、ゲームは脚本家の勝利となるわけです。




次はいよいよルールの説明に入ります。

脚本家はゲーム開始前に、このゲームのルール・役割・事件・犯人を設定します。まさに脚本ともいうべきストーリーがこの時点で生成されます。

まずルールを設定します。
ルールYという必ず敗北条件が決まるメインルール群5種から1つ。ルールXというサブルール群7種から2つを選びます。
(ここらへんは「ひぐらしのなく頃に」のオマージュらしいのですが、私はひぐらしを知らないので何もいえませんw)
このルールは主人公サイドには非公開であり、このルールを暴くことができなければ自分たちがなぜ敗北したか、なにを守るべきかわからないまま戦い続けなければならないのです。

ルールの多くは登場人物たちに役割を追加するものです。この”役割”というのは登場人物の裏の属性とも言うべきもので、これも主人公サイドには非公開となります。

例えば 【役割:「キーパーソン」「キラー」「クロマク」を追加する】 というルールであれば、脚本家はそれぞれの役割を先の9人の登場人物たちに秘密裏に割り振ります。

・巫女------「キーパーソン」(このキャラが死ぬと即・敗北)
・学生少女---「キラー」(同じエリアの暗躍カウンターが乗ったキーパーソンを殺せる/自身に暗躍が乗るとプレイヤーをダイレクトアタック!できる)
・刑事-------「クロマク」(暗躍カウンターを同じエリアにいる他のキャラに乗せることができる)

このように割り振れば、脚本家は巫女を殺せば勝利なので主人公サイドは巫女を守らねばならない。という事になります。
ルールの組み合わせによってこの役割がさまざまなドラマを生み出していくことになります。敗北条件も1つではなく2個、3個と増える場合もあるので、主人公サイドは巻き起こる惨劇から様々な条件を推理しつつ敗北条件を探りあてなければなりません。脚本家は企みが露見しないよう注意深く動く必要があります。

次に事件です。

2・4・5・7日目には事件が起きます。事件には犯人がいます。事件の内容と犯人の組み合わせも脚本家が選びますが、事件の内容だけは何が起きる可能性があるのか主人公サイドに公開されています。

例えば「2日目にある人物が殺人事件を起こす可能性がある。起きると犯人が同じエリアのキャラを殺す」というのがわかるわけです。
事件が起こる条件は決まっていてプレイヤーの動き次第で止めることができますが(犯人の不安をやわらげたり、犯行日時に犯人を1人にするなど)、これも犯人を特定しない限り防ぐのは難しいでしょう。何度もループを繰り返し、惨劇を未然に防ぐ努力をしなくてはなりません。

また、第1ループ2日目で殺人を犯したキャラを2ループ目で止めたら、1ループ目で殺されたキャラが実は4日目の殺人の犯人でまた殺人が起きる。などのループものの定番・悲劇のドミノ倒しが起きることもあり、非常に盛り上がりますw


これらのルールをすべて脚本家が決定し準備をおえたら、ゲームがスタートします。




脚本家・主人公それぞれに手札が配られます。脚本家と主人公の手札内容はそれぞれ違いますが、主人公側の内容は共通です。両陣営はこの手札を使ってキャラクターを操り、ストーリーを進行させてゆきます。
手札の内容は「上下に移動する」「左右に移動する」「移動禁止」「友好カウンターを1つ乗せる」「不安カウンターを1つ乗せる」など非常に単純なものばかりとなります。それらの手札を脚本家が3枚、キャラクターか場所に裏向きで配置します。その後、主人公サイドが1人1枚ずつ合計3枚裏向きで配置します。そしてそれを一斉にオープンして、カードの効果を解決します。

 例:
 脚本家
  ・巫女-------「上下移動」
  ・学生少女---「不安+1」
  ・刑事-------「左右移動」

 主人公1
  ・サラリーマン-「友好+1」
 主人公2
  ・学生少女---「友好+2」
 主人公3
  ・刑事-------「上下移動」

 オープンして処理
  ・巫女「上下移動」で神社から学校に移動。
  ・学生少女「不安+1」「友好+1」でそれぞれのカウンターを1個ずつ乗せる。
  ・刑事「上下移動」「左右移動」が被ったため斜めに移動し、都市から神社へ移動。
  ・サラリーマン「友好+1」で友好カウンターを1つ乗せる。

このような感じに処理します。

カウンターは3つの種類があり、簡単に言うと、
 「友好」---キャラクター固有の技能を使うためのポイント
 「不安」---主に事件の犯行判定に使われるポイント
 「暗躍」---主に勝敗判定にかかわるポイント
になっています。このカウンターの乗り方は、そのキャラクターがどんな役職なのかを判断する重要な材料になるわけです。

手札の処理が終わったら脚本家能力使用フェイズ、主人公能力使用フェイズの順に処理します。
キャラクターや役割には固有の能力あり、使用条件が整っていた場合、それを使えます。中には役割を覗けたり、死をなかったことにできる強力な能力を持つ者もおり、これらの能力の使用のタイミングは勝敗に大きく関わってきます。

次は事件フェイズとなり、事件が起きる日(2.4.5.7日目)であれば事件発生判定を行います。発生したら脚本家は事件の処理を行います。
前述したとおり事件内容だけは主人公側にオープンされているので、まずこれを防ぐor犯人を特定できる状況を作る事が1ループ目の目標になるかと思います。事件は5種6つの事件から4つ脚本家によって選ばれます。

最後にもう1度脚本家の能力フェイズがあるのでこれを処理し、ターン(1日)は終了します。人が死ぬのは大体このタイミングですねw 惨劇は夜に起きるのです・・・フフフ。

これを繰り返してゲームを進めていきます。そして最終日の最後に勝敗判定を行い、敗北条件を満たしている場合は世界がループし、また1日目からやり直すことになるわけです。
死んだ人間は生き返り、築いた友情も、増大した不安も、犯してしまった罪も、すべてがなかったことになり、またはじめからのスタートになります。

しかし1つだけ変わっていることがあります。主人公たちの記憶です。2ループ目は1ループ目よりも多くの情報を持っています。事件の犯人を特定していたり、人物の裏の本性がわかっていれば、起きてしまった悲惨な事件も止めることができるかもしれません。しかし、変わったことでおきてしまう惨劇もまたあるかもしれません。
それらの困難をすべて乗り越え、ハッピーエンドを目指す/阻止するのがプレイヤーのやるべきことなのです。




ゲームの概要はこんな感じですかねー。説明が下手なのでなんのこっちゃわからんかもしれませんが、勘弁してくださいませ。

あ、何度もいいますが、このゲームはα版なのであしからず。上記のルールは2011年7月8日時点でのもので、完成版では変更される部分も多いと思います。カード類も白黒コピー用紙切っただけ(しかもテキストオンリーw)というものなので、最低なにかのカード(トランプとか)と一緒に付属のスリーブに入れないとまともにプレイできませんし、カウンター類もついてないので別途用意する必要があります。また、推理ゲームという特徴上、ルールサマリーは作らないとつらいと思います。上記の解説ではかなり簡略化して書いていますが、実際にXYルールや役割一覧をみたらけっこう引くくらいのテキスト量があります。

しかし、その苦労を払ってもプレイしてみたい!と思える何かがこのルールにはありました。

第一はやはり、テーマ再現率の高さです。ルールを読んだだけで見事にループもののキモが再現できるであろうことはわかりましたし、実際遊んでみて繰り広げられる展開はまさにループものの面白さそのものでした。
そして第二にルールのシンプルさです。主人公側であれば、毎ターンやることはカードを1枚おくだけです。ほんとにほぼこれだけ。それ以外はひたすら推理なのです。なのに面白い。複雑な手続きなど見通しの悪い要素がほとんど無いので、先に述べた高い物語性と合わさると、存分にキャラに感情移入することができるみたいです。自然に、殺させてたまるか!という気分になります。

読んでいるとTRPGっぽいな。と感じる人たちも多いと思います。しかし、やってみると凄くボードゲームなんですよね。ルールややってる事はシンプルでシステマチック。なのに脳内には自然と物語が生まれてくるっていうボードゲームの良さが凄くわかりやすい形でそこにある。
また、脚本家というTRPGにおけるゲームマスター役がありますが、TRPGのような敷居の高さは一切ありません。既にあるルールを組み合わせるだけです。ルールのほうが物語を作ってくれます。
私はTRPGをやったことがありませんが簡単に脚本家をやれましたし、プレイヤーにはTRPGをやっている人たちもいましたが、TRPGとはぜんぜん違う新鮮なプレイ感だ!と言っていました。


このように物凄くオススメ&大注目の作品なのですが、問題が無いわけではありません。

一番はプレイ時間。1ループ1時間くらい。4ループ目まで行くと4時間かかります。このクラスのゲームとしてはかなりインストは簡単なのですが、それを入れても初回は4時間半はみないといけないと思います。慣れれば多少早くなるとは思いますが、推理ゲームという性質上、劇的に早くなることは無いでしょう。

次にプレイ人数。4人固定です。4人専用としてバランス取ってると思われるので多くても少なくてもダメです。まあ1人で複数もてば2~3人でもできそうですが、楽しさは半減しそうです。理由は次に説明します。

最後に相談に関してです。最初のほうに「主人公側は協力ゲーム」と書きましたが、実はこのゲーム、プレイ中は一切相談ができないルールとなっています。
相談ができるのは各ループ開始時の相談タイムの時のみになっているのです。なので、各ターンで手札のカードを置くときにほかの主人公が何を置いたのかはわかりません。アレ置いたよね?わかってるよね?という感じになりますw そのヒヤヒヤ感が面白いのですが、2~3人で複数手札回しだとその要素がなくなってしまいます。紛れがなくなるので脚本家がかなり不利になるでしょう。
あと、相談できないといってもしゃべっちゃいますw これはもうしょうがないかなと思うくらいに相談しちゃいますね。なんせ感情移入してるのでついつい口に出してしまうようです。まあ4時間だまってろというのも土台無理な話なのですけど。
相談されるとそれはもうみるみるうちに色々ばれていくので、脚本家はひたすら脂汗を流す羽目になります。ここらへんは厳密にやるのか否かはメンバーによると思います。
これは紳士協定レベルの話ですしあまりうまい解決法もなさそうなので、慣れるまでは相談ありで3ループ目から無言とか、脚本家が手札を置く間だけは相談ありとか、各メンバーで調節していくしかないと思います。
最低でも自分がカードを置くときは無言にしましょう。じゃないと脚本家はきつすぎますw




このゲームはゲームマーケット2011春に配布されたものですが、作者さんによれば10部しか作っておらず即完売だったようです。やりたいと思ってもなかなか難しいと思いますが、作者さんは現在、HPでのルール配布を検討されているようです。
FAQなどを盛り込んだ特設ページも作る予定があるそうなので注目していきたいと思います。

現在の作者さんのHPはこちらです----BakaFire Party

 7/10追記)惨劇RoopeRサイトができたようです。ルールも配布されています。コチラ

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